2012年10月24日
【金融円滑化法を利用しなくても、返済条件の変更は出来ます】

新聞記事に気になる記載がありました。
――ここから――
金融支援後 倒産2倍
中小企業円滑化法
経営改善進まず 上期180件 不良債権増の恐れ
中小企業金融円滑化法を利用し金融機関から返済負担を軽くす
るなどの金融支援を受けた後に倒産する企業が急増している。
資金繰りに余裕がある間に事業環境が好転せず、抜本的な経営改善
が進まなかったためで、2012年度上半期(4~9月)の累計
は180件超と前年同期の約2倍に増えた。
以下省略
――ここまで――
(出典:西日本新聞 朝刊 2012年10月22日)
中小企業金融円滑化法を利用し、金融機関から支援を受けても
長引く不況で、思うように再建が進まず、ちから尽きる企業が増えています。
私たち中小企業を取り巻く環境は、まだまだ厳しいものがあります。
ところで、返済条件を変更するのは、金融円滑化法による
申込しかないと思っていませんか?
そんなことは、ありませんよ。
金融円滑化法で申し込みすると、金融機関は、返済条件変更や
返済猶予等で、支援してくれますが、その間、新規融資は
してくれません。
作成した事業計画通りに、再建が進んでいるか等、判断したうえで
正常に戻ったのを確認して後、融資に応じてくれます。
つまり、金融円滑化法を利用して、リスケジュールを実施すれば
その後の融資は難しくなります。
条件変更は、して欲しいし、今後の融資もして欲しい。
では、どうすれば良いのか?
答えは・・・・・?
あります。
現在、取引している銀行に依頼するから、
リスケジュールになってしまうのです。
金融機関を変えれば、リスケジュールには、ならず
新しく取引する銀行から、みればただの新規融資です。
「そんなにうまくいくんですか?」
そんな声が聞こえてきそうですね。
もちろん、ちゃんとした準備と作戦が必要です。
ただ、やみくもに、別の銀行に持ちかけても、断られてしまいます。
私が実際にご支援してうまくいった事例があります。
返済に苦しんでおられる経営者のかたから、
ご相談をお受けしました。
良くお話をお聞きすると、突破口が見つかり
なんとかいけそうでした。
こういう時は、どの銀行に話を持っていくかが
重要です。
打ち合わせの中で、いけそうな銀行と支店を3つ選んで、
それぞれでの話の持って行き方も、レクチャーして
交渉して頂きました。
結果は、その中の1つの銀行で、取り組んで頂くことが
出来、条件も1年間据え置きで、10年返済という
希望通りの条件で、決裁になりました。
しかも、「金融円滑化法」は、使っていません。
社長さんも喜んでおられて、今は来年の決算に向けて、
頑張っておられます。
私も喜んで頂き、ご支援の甲斐がありました。
この様に、金融円滑化法を利用しなくても、
実質、返済条件を楽になる様に変更することは可能なのです。
ポイントは2つあります。
①取り上げてくれそうな銀行と支店まで選ぶこと
②事業計画を作成して、返済が可能なことをアピールすることです。
悩んでおられたら、決して、諦めず、先ずご相談ください。
ご一緒に突破口を探して参りましょう。
当オフィスは、中小企業のかたを全力で、ご支援しています。
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中小企業や個人事業主のかたの置かれている状況は、
それぞれ異なります。
融資や資金でお困りのことがあれば、まずご相談下さい。
お一人で悩んでいても解決策は出てきません。
私が解決策を、ご一緒にお探しします。
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Posted by 岩﨑ファイナンシャルオフィス at 11:31
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