2012年10月17日

【銀行に安心感を与えておくことはとても重要です】

【銀行に安心感を与えておくことはとても重要です】

西日本新聞の記事からの紹介です。

―― ここから ――
買収合意が伝わった15日の東京株式市場では、
ソフトバンクの株価が下落、KDDI(au)の時価総額を下回った。
巨額の借金を背負うからだ。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)も既に、
ソフトバンクの格付けを引き下げる方向での見直しに入っている。

だが、総額201億ドル(1兆5700億円)の買収劇を大規模融資で
バックアップする銀行団の見方はやや異なる。あるメガバンク首脳は
「最も不思議なのは、孫社長が大勝負で絶対に負けないということ」と語り、
孫氏の経営手腕を評価する。
(出典:西日本新聞 朝刊2012年10月16日より)
―― ここまで ――


ソフトバンクが米携帯電話3位のスプリント・ネクステルの買収を
発表した際の記事ですが、興味があるのは、格付け会社と銀行の
評価がやや異なること。


そしてメガバンク首脳のこの発言は、私たち中小企業が銀行と、
どの様に付き合えば良いかのヒントがあります。


格付け会社が格付けを下げるのは、財務面から評価しており、
「巨額の借金を背負うことへの不安」(上記記事)からですが、
銀行の評価は少し違っています。


もちろん、財務面の評価は綿密に行っており同様の評価もしている筈ですが、
それでも最終的に融資を決めたのは、財務面以外の経営手腕という
表向きの数字には表れない評価です。


「大勝負で絶対に負けないこと」(上記記事)が、
融資決裁の根拠になっているとしたら、どう思われますか?


「えっ?決算書や財務の資料から判断するんじゃないの?」
こう思われた方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?


確かに、孫社長は固定通信の日本テレコム、携帯のボーダフォン日本法人、
PHSのウイルコムを買収して業績を回復させた実績があります。


これらを評価されてのことだと思いますが、過去成功していても、
今回が、うまくいく保証は何もありません。



それでも、巨額の融資が決済になっています。


メガバンクに限りませんが、銀行が融資を決裁する時に
数字以外の部分を評価することはよくあることなのです。


それは、経営者の人柄であったり、取引先の評判であったり、
返済実績など数字に表れない部分です。


担当者、融資課長、支店長などで、融資の最終決裁をする時も、
「あの社長なら間違いないだろう」などと支店長が決済印を押す場面がよくあります。


私たち中小企業や個人事業主は、銀行に対して、この様に
数字に表れない「安心感」を日頃から与えておくことが、大切です。


これが、融資を申し込んだ時の決め手になることは、とても多いのです。


私がご支援した先でも、赤字なのに返済実績がまったく問題なかったために、
大した審査もなく、ご希望通りのご融資が決済になった事例が、あります。



中小企業や個人事業主のかたの置かれている状況は、
それぞれ異なると思います。
融資や資金でお困りのことがあれば、まずご相談下さい。


お一人で悩んでいても解決策は出てきません。
私が解決策を、ご一緒にお探しします。



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Posted by 岩﨑ファイナンシャルオフィス at 12:46 │新聞記事からご紹介